淡彩スケッチで描く韓国 景福宮

韓国 ソウル 景福宮

 私が一人で海外スケッチ旅に出かけたのは韓国のソウル。この時スケッチ旅行での英語の重要性に気づいたのは以前に書いた通り(詳細はこちら→)。
 この時の旅は日本発の往路も韓国発の復路もともに早朝出発という観光には最悪の飛行機。2泊した割には絵を描く時間は中1日しかないというスケジュールだった。

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淡彩スケッチで描く風景画 上海

その夏の上海は暑かった。

史上最大の動員数を誇った上海万博が開かれた年、私は建築設計の仕事でこの街に出張していた。

仕事そのものは極めて順調だった。設計仕様のチェック、確認、打ち合わせと滞りなく済んで行った。

しかし初めてみる中国は私にとってまさにカルチャーショック、文化大激震(?)だった。

土地の広さも人口も密度も桁外れだ。

人が群れ、密集し、蠢き、都市が揺れている。

そして四十度を超える連日の猛暑にも増して、人々の熱気が街中に充満しているのだ。

その熱気は私が仕事を終えた夜も衰えることを知らない。当然、その日ホテルに帰ったのは深夜。すぐにベッドに潜り込む。

だが、疲れているはずなのに、何故か翌朝、陽が昇ると同時に目が覚めていた。

カーテンを開けると、眼下に黄金色に輝く上海の街が広がっている。

水平線近くに広がる大河は揚子江の支流らしい。

よく見ればすでに船も港も人も動き始めている。

ひしめいて建つ建物の影はさすがにまだまだ青い。

しかし水平線の上に輝く日光はすでに白く町を炙り出したようだ。

熱い上海の一日。始まりの瞬間をこの目にして、俄然私の創作意欲に火がついた。

ビジネスのためにやってきたので、水彩紙のスケッチブックは無い。

だが幸い、打合せノート兼設計のスケッチ用の安物のスケッチブックを持ってきていた。

早速サインペンを手にスケッチを始めた。30分ほどで線描きを終えると、それなりに満足感を覚えて、スケッチブックを閉じた。

さて、仕事だ。おっとその前に腹ごしらえ・・・・。

こうして私の初めてのアジア上陸体験は終わった。

強烈な印象を私に残してくれた上海。

スケッチブックにはペンで描かれた名残がある。

が、あの街の熱さは伝わってこない。

色を塗ろう。

帰国して続きが描きたくなった。

とりあえず透明水彩はのりそうだが、水彩紙では無いのでほとんど水分を吸ってくれない。絵具は紙の上に溜まったまま蒸発を待っている。ならばと、水を減らして濃い絵具を塗れば、筆跡だけが残り、ぼかしはまったく効かない。透明水彩の絵具を使っても、紙が悪いとその良さを引き出してくれないことを改めて思い知らされた。

悪戦苦闘。

だめだ。

これ以上塗ると、画面が濁ってしまう。

こうして完成・・・というより塗り終えたのが冒頭の淡彩スケッチである。

少しだけ解説しておこう。

透明水彩独特の表現が一切ないのはすでに触れた通り、水彩の重要な道具である水彩紙が無かったからだ。

だがそれなりの工夫をした。

サインペンはいつもの油性、0.3mm。ホテルの中で一気に描いた。時間がないので下書きはしない。多少の線の歪みや間違いは気にしない。

ペンの勢いをそのまま表現している。

次に彩色。

水彩紙ではない薄い画用紙なので、混色や重色による微妙な、奥行きある表現はできない。

したがって、重要なことはまず最低限の必要な色数を絞ること。パレットの24色全て使う必要はまったくない。

今回のテーマ言わば「上海の熱」だ。

だから、光る部分はウィンザーイエローとパーマネントローズで描き、対比させる陰の部分はほとんどプルシャンブルー、一色だけで水分を調整することによって明暗を施している。

時間がない時でも「描きたい」という気持ちは大切にしたいと思う。

「淡彩スケッチで描く」のは私の「絵に対する情熱の一表現」であると言ったら嘘になるだろうか?

レトロな和風デザイン?! 台南の林百貨店

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 事前に下調べをしたが「地球の歩き方」を初め、どのガイドブックも台湾の目玉は食べ物だという。もちろん私もそれなりに、美味しい料理を堪能したことは否定しない。
 だがこのブログは絵を描く人、あるいは好きな人のためのものなので、残念ながらそちらの情報は割愛する。

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オーロラを絵にするには?

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 台湾の古都、高雄を訪ねた。実に活気のある町だ。到着して驚いたのは台湾国鉄と地下鉄が同時に乗入れる高雄駅の周囲は大規模再開発中。駅の周囲はほとんどが工事現場。砂煙で空気も霞んでいるくらいだ。ちなみにこの再開発、2023年完了予定だという。

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気になる美術イベント・・・六甲ミーツ・アート2019

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 実はこのイベントに参加するのは今年が初めて。私自身のリサーチ不足もあって今回、十分に堪能したとは言えないが、来年参加する方へのアドバイスも含めて「個人的」な感想を報告しよう。

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水彩紙が風邪をひいた!どうする? ベルガモのスケッチより

 二度目のイタリアスケッチ旅でのことだった。いつものようにいつも使っていたラングトンの0号スケッチブックをスーツケースに入れた。
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水彩で描く風景画 相倉と菅沼の山村

山間に住まう 作者:加藤美稲

 私が日本の風景を描く時、国が選定した「重要伝統的建造物群保存地区」を旅することが多い。
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 だから今も旅するのに交通機関に不自由することはない。

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水彩で描く風景 五條新町

 奈良をスケッチする・・・東大寺、興福寺など奈良には有名な観光地がいくらでもある。
 でも今日はそんな観光客の多い場所ではなく、もっと素朴な日本の暮らしをスケッチするのに最適な場所を教えよう。

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