何故上達しない?知っておきたい水彩画の正しい着彩手順!

水彩画を初めた方へ

カルチャーセンタへも毎週行っている。相当努力したはずだ。だがちょっと待ってほしい。あなたの絵を周りの人はどのように評価してくれているだろうか?
「あなたの絵、個性があって素敵ね」などと褒めてくれる頃ではないだろうか?

 だがちょっと待って欲しい。私の経験で言うとこれはある意味、悪魔のささやきなのだ。
もう一度自分の目で、いや他者の目で自分の作品を客観的に見る必要があるのだ。

 大抵はこの段階で「個性的」と言われたのは「ワンパターン」で、それも「今ひとつの」レベルだということなのだ。つまり「お金を出してまでは欲しいとは思わないけどね」という意味が言外に含まれているのだ。

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水彩画を始めた人へ!プロが選ぶ絵具とは?

水彩画を描き始めたあなたへ。絵具はどれを買ったらいいのだろう??

 水彩画を描くにあたり一番重要なのは「水彩紙」である(水彩紙の選び方はこちら→)。そして次に大事なのは水彩絵具だ。今回は絵具の基礎知識と選び方について解説する。

 まず絵具の種類について説明しよう。大きく二つに分ければ透明水彩不透明水彩に分類される。

 透明水彩の特徴は絵具を重ねた時下の絵具が透けて見える。例えば黄色の絵具の上に青色の透明水彩絵の具を重ねると透明感ある緑色に見える。

 不透明水彩の場合は下の色が何色であっても上に重ねた色しか見えない。
 一般に水彩画家、watercolor- painter が使う「水彩」絵具といえば通常透明水彩を指している。

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水彩画の基本!知っておきたい グリザイユ画法と絵具の透明度

 このブログ、美緑空間を読んで、水彩画を見る人から描く人になった人。そんな人のために今回の記事を書くことにした。
「透明」水彩の美しさの秘密、科学的根拠については別に記事を書いている(「透明水彩は何故美しい?→」)ので参照してほしい。
 今回はその中でも絵具の透明度と水彩画におけるグリザイユ画法の関係に着目したい。この事実を知らないと透明水彩の長所を生かせないからだ。

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写真を見てデッサン!その効用とは?

インターネットの書き込みに、こんな質問を見た。

「写真を見てデッサンしようと思います。グリッドはどのように引いて、どうやって消すといいのでしょうか?」

皆さんならこの質問にどう答えるだろうか?今回は「写真」「デッサン」「グリッド」について考えてみたい。

目次

1.写真と絵の正しい関係とは

2.「写真」を見て「デッサン」することのデメリット

3.「写真」を見て「デッサン」することのメリット

4.写真にグリッドを引くことのデメリット

5.写真にグリッドを引くことのメリット

6.まとめ

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ここを描きたい日本の風景!

 水彩で風景を描き始めたあなた。身近な風景を描くのも楽しいが、旅先で描く風景も楽しいものだ。あなたは次の休みどこにスケッチに出かけるつもりだろうか?

 せっかく行くのだから気持ちのいい素敵な風景画描きたいと思うだろう。だが世の中のガイドブックは案外あてにならない。何故なら絵を描く人を対象に書かれていないからだ。そこで言わば「後悔しないスケッチ」のための「お薦めの旅先リスト」をまとめることにする。

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水彩画上達法!マスキングインクを使いこなす!

 水彩画を精力的に描き出したあなたへ。
 このブログでお勧めしたような水彩紙、筆、絵具などの「描く」道具についてはもう理解していただいていると思う(カテゴリ:絵画上達法を参照)
だが透明水彩は紙の「白」を塗り残すのが基本。だから絵具から下地を「隠す」道具が必要だ。それが「マスキングインク」だ。その基本的な使い方については「水彩画の道具マスキングインクって何?→」ですでに触れた。この記事を読み進める前に目を通してほしい。
 また、私の作品紹介で以下に具体的な使用例を記しているので、参考にしてほしい。
 「水彩画入門色塗りの基礎技法を覚えよう!
 「ペンと水彩で描く風景画!ミラノ大聖堂を描く秘訣は?
 「水彩で描く風景 角館の武家屋敷
 「水彩で描く風景画 相倉と菅沼の山村
 「水彩で描く風景 世界遺産姫路城
 「水彩で描く風景画 アルハンブラ宮殿

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水彩で描く人物画!背景はどう描くの?

 水彩で人物画を描き始めた人へ。今回は背景について考えてみたい。

 「背景?」
 「そんなのまだ先の話!」
 「まずはデッサンでしょう?」
 「水彩で肌色をどう出すかでしょう?」

 などという声が聞こえてきそうだが、実は「背景」は人物画にとってとても大切な要素なのだ。あなたが描きたい人物画にはどんな背景がふさわしいのか、一緒に考えてみよう。

目次

1.人物画の背景に正しい描き方はあるか?

2.抽象的な背景

 2.1下地の色をそのまま活かす

 2.2人物のポーズや衣装の色に合わせて調和の取れた背景を描く

 2.3具体的なイメージを抽象化する

3.具象的な背景

 3.1アトリエの風景を描く

 3.2屋外の風景を借景として描く

4.背景に欲しいものとは

5.後書き

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水彩画上達のための「気になるテクニック」とは?

 水彩画を描き始めた人へ。あなたは上達するために何をしているだろうか?
 「基礎は学んだので、ひたすら枚数を描く。あとは実践あるのみ。」という方は要注意だ。

 失敗から学ぶことはとても大切だと思うが、今の世の中は情報が溢れている。自分に必要な効果的なテクニックを重点的に学べば、それだけ早く上達することは間違いない。

 今回はそんな人のために「上達のための気になるテクニック」について考えよう。

目次

1.水彩画の基礎を再確認しておこう

2.今の自分にないテクニックを探そう

3.事例1:水を引かないファーストウォッシュとリフティング

4.事例2:ウォッシュ直後の垂らし込み

5.事例3:塩を振る

6.まとめ

■水彩画の基礎を再確認しておこう

 このブログでは水彩画の初心者のために以下の記事を描いている。文中に多くの水彩画特有の専門用語が出てくる。まだ理解していない人は必要に応じて読んでほしい。

・道具については「水彩画入門!これだけ揃えれば十分?→
・色塗りの基本テクニックは「水彩画入門 色塗りの基礎技法を覚えよう!→
・人物画の描き方については「素描をデッサンだけで終わらせない!私の人物画作法とは→
・風景画の描き方については「ペンと水彩で描く風景画の魅力とは→

■今の自分にないテクニックを探そう。
 上達のためには二つの方法がある。一つは今の自分の得意のテクニックを磨くこと。

 そのための具体的方法は自分の作品の制作過程を写真にとっておくことだ。自分の作品出来、良し悪しの原因がどこにあったのかを発見することだ。(「何故上達しない?知っておきたい水彩画の正しい着彩手順!→」を参照)

 では自分にないテクニックはどうやって発見したらいいのだろうか?

 もちろん好きな作家の本を片っ端から読んでみる・・・確かにいい方法だがもっと手っ取り早い方法がある。

 皆さんご存知のインスタグラムを利用することだ。ハッシュタグで「#水彩画」「#風景画」「#人物画」などと検索すれば世界中の画家の作品が見られる。

 自分が気に入った水彩画の「気になるテクニック」を見つけて真似をしてみればいい。ありがたいことに最近は制作の動画を公開してくれる作家もいるので大いに参考になるはずだ。

 そんなインスタグラムの作品の中に私が気になっているテクニックがいくつかある。真似してみて、うまくいったもの、いかないものとあるが、自分なりの整理の意味で報告しておこう。おそらく皆さんの役にも立つはずだ。

■事例1:水を引かないファーストウォッシュとリフティング

 最初に下塗りをするとき、私は水彩紙の全面に水を引き、水が十分紙に染みこんんでからファーストウォッシュをすることにしている。その方がムラが出ないからだ。
 ただしこの場合は筆を紙に置いた瞬間に絵具が滲んで広がるので、シャープな線は引けない。

 だからファーストウォッシュが完全に乾いてからシャープな線を引いている。薄い色から濃い色へ徐々にウォッシュとドライブラシを重ねる方法だ。

 この方法はウェットとドライの特質に応じた描き方で間違いのない方法だが、欠点はウォッシュの度に乾かす必要があるので制作に時間がかかることだ。

 ところが作家によっては最初に全面に水を引かず、ドライな状態でいきなり筆でウォッシュしているようだ。
 最初の瞬間、紙はドライなので、ある程度シャープな線が出る。塗ったあとは筆に含ませた水分を紙が吸うので、その上に垂らす色は綺麗に滲む。

 言ってみればウェットとドライを一度に使い分けるやり方だ。特に最初の筆先を上方に、水の垂れる方向を下方に、水彩紙を傾けて塗ると、その効果は増す。

 絵具の垂れた部分に本来塗りたくない明るい部分があるときは、素早く絵具をぬぐった綺麗な筆、またはティッシュで絵具をふき取る。

 自分で試してみると確かに手っ取り早い。特に「明るい色に徐々に濃い色を重ねる」のではなく、最初からある程度「濃い絵具を拭き取って」明るい部分を作るプロセスは制作時間を劇的に短縮してくれる。
 とても効率的な方法だと思う。

 ただし、ファーストウォッシュの時に使う筆が水分をたっぷり含んでくれることと、穂先を紙に触れる時の絵具量のコントロールがとても重要だ。

 だから筆は太めでかつ毛はスクワラルまたはコリンスキーがふさわしい。私はレンブラントのオーバル筆2号を使っているが、普通の筆ならば最低10号以上が必要だろう。

 塗る寸前に筆の穂先をティッシュで軽く拭い、絵具の量をコントロールする。これをせずにいきなり塗ると、いかにドライな状態で塗っても筆が触れた瞬間に大量の絵具が一気に広がり、シャープな線は出ない、触れる瞬間のエッジ部分は細い線で、中央に行くに従い、たっぷりと絵具を塗りつける感じで描くのがいいようだ。

■事例2:ウォッシュ直後の垂らし込み

 例えば一面の草原をウォッシュで描き、乾かないうちに陰の緑を垂らしこむ。あるいは人物の肌を塗り、やはり乾かないうちに頬や首筋の赤、目元の青を垂らしこむ。

 私の場合はそれまでは先のウォッシュが完全に乾いてから、改めて陰色をウォッシュでぼかしながら塗っていた。この方法だと後に重ねる色の筆捌きが仕上がりの決め手になる。

 ところがその作家の動画を見る限り、ウォッシュ直後の垂らし込みの色が仕上げまで生きている。特に人物画には効果的なようだ。

 私もそのテクニックにトライしてみた。結果はとてもいいと感じた。

 ただしこのテクニックは水彩紙の水分の見極めが重要だ。「乾かないうちに」とあるのでウォッシュ直後に垂らし込みをすると垂らし込んだ色が薄く広がって下地の色に負けてしまう。

 かと言って乾きすぎた状態で垂らすと、その部分だけに集中して染み込み垂らした色が勝ちすぎる。しかも垂らした絵具の形がハードエッジとして汚く残ってしまう。
 水彩紙の渇き具合を熟知しないと使いこなすのは難しそうだ。

■事例3:塩を振る

 渓流の岩肌の苔、木の幹につく苔、あるいは木の葉の光と影の移ろいなど、筆先で描くのは困難な細かな色や光と影の変化などには地の色をウォッシュした後、塩を撒くと良い。

 これはどの教本にも載っている有名なテクニックであるが、使いこなすのは難しい。
 特に紙の乾燥具合と塩の放置時間の把握がとんでもなく難しい。

 水をたっぷり含んだ紙の上にすぐ塩を振っても、塩が流れるだけで結晶はできない。乾燥しすぎると、水に溶けないのでやはり結晶はできない。

 半乾きで振るのが良いのだが、その後長時間放置しすぎると結晶が大きくなりすぎて、下地の岩や幹よりも大きくなってしまうことがある。

 正直いうとこのテクニック、私はまだ使いこなせていない。自由に使いこなせるようになったらまたみなさんに報告したい。

■まとめ

 「気になるテクニック」はその時の自分の技量または目指す方向によって違うと思う。
 そしてひつマスターすると新たな気になるテクニックが現れるだろう。その繰り返しが上達の証でもある。

 皆さんもぜひ自分なりの「気になるテクニック」を発見してほしい。

Amazon アレクサは使える!

 今、私はこの文章をリビングの昔のステレオ機器で好きなクラシック(「クラシック音楽のすすめ→」を参照)を聴きながら書いている。とても良い音で快適だ。いや問題はその音質や曲の種類ではない。

 言いたいのはこの選曲はAmazon アレクサに覚えさせた私の好きな曲ばかりを集めたプレイリストから流れているということなのだ。

 この便利なAI機器に詳しくない方に順を追って説明しよう。アレクサとはシンプルに言えばインターネット回線を利用して情報の出し入れを人の声とアレクサの声でやりとりするものだ。

 最近はアレクサは対応の電気器具が増えてきたので照明のオンオフなどもできるようだが、私の家の照明は対応していない。

 情報のやり取りは普段はアレクサの音声を小型のBoseのスピーカーに接続して使っている。

 「アレクサ、ニュースをかけて」「天気予報を教えて」というと現在の場所、時刻に合わせた内容を話してくれる。また「アレクサお米を買って」というとAmazonのお米リストから選択できるようになる。支払いは私のカードからだ。

 買い物リストも口で言うだけで勝手にリスト化してくれる。使うときは出先でiPhoneからそのリストを開けばよい。

 音楽関係の機能に絞って説明すると、最近はリビングのTVで鳴っている音楽に向かって「アレクサ、この曲なんていう曲?」というと歌手と曲名を教えてくれるようになった。

 もちろん好きな歌手と曲名をリクエストすると、Amazonプライムミュージックに記憶された曲ならすぐにかけてくれる。

 ありがたい機能が色々な曲のうち自分の好きな曲を「アレクサ、この曲をお気に入りに入れて」というと「お気に入り」というプレイリストができてそこに好きな曲を入れてくれる。だから「アレクサ、お気に入りのプレイリストをかけて」と言うとそれが再生されるのだ。

 最初は妻と二人でお互い気に入った曲を入れていたのだが、妻は私の曲が気に入らないらしく、すぐに「アレクサ、この曲スキップして!」と省いてしまうのだ。

 そこで「アレクサ、夫のプレイリストを作って」というと「夫」というプレイリストを作ってくれる。そこへ気に入った曲を「アレクサ、この曲を「夫プレイリストに追加して」というと私の好きな曲だけが入るというわけだ。

 聴きたくなったら「アレクサ、夫プレイリストをシャッフル再生して」というだけでBoseのスピーカーから自分だけのBGMが流れるてくれるのだ。

 さてアレクサが「使える!」というのはここから先だ。

 せっかく作った「夫のプレイリスト」をBoseの小さなスピーカーだけでなく、電車の中のブルートゥースイヤホンでも、リビングのオーディオ機器の大スピーカーでも聴きたいと思うのは当然だろう。

 それが最近、できるようになったのだ。

 まず、iPhoneにAmazonのアレクサアプリをダウンロードする。以前は出来なかった機能なのだが、そのアプリ内にも自宅でアレクサに命じて作ったプレイリストが自動的に読み込まれているのだ。

 外出先でiPhoneに向かって、アプリの中から「アレクサ、夫のプレイリストをかけて」というと、いつも使っているブルートゥースイヤホンからすぐにその音楽が流れて来る。混みあう電車でいちいちめんどくさい選曲をしなくていい。感動だ。

 そこで次に挑戦したのが先に聞いていた古いステレオ機器との接続だ。このスピーカーはなんと30年前に買ったもの。最近、テープもレコードもCDもあまり聞かず、もっぱらネット配信ばかりだったのでほとんど使っていなかった。

 幸いアンプはもう少し新しく「デジタル入力」に対応している。そこでアップルTVのHDMI端子をこのアンプに繋ぐ。そこから先、大スピーカーまでは30年前のアナログ接続だ。

 まず同じようにiPhoneのアレクサアプリを起動する。そして今度はボタンをタップして、「夫のプレイリスト」をかけてと言う。
 「アレクサ」と呼び掛けなかったのは、それをすると、アレクサ本体が起動してしまい、Boseのスピーカーに音が行ってしまうからだ。

 この状態ではiPhoneで音楽が鳴っているだけだが、ここで「画面ミラーリング」でiPhoneを選べば良い。するとアレクサ→iPhone→アップルTV→アンプと情報が流れ、突然大音量でステレオが鳴り出した。

 久しぶりに聞く本格的なオーディオはなんと聞き応えがあることか。アンプまでの信号は全てデジタルなので音の劣化は全くない。(ソフトバンクのwifiが混雑していなければ)。

 素晴らしい世の中になったものだと改めて実感している。

 なお、電車の中で、妻とお気に入りリストを共有して互いのイヤホンで聴けるかと試したが、許されるデバイスは一つだけだった。

 もっともデバイス5つまで増やせるオプション契約もある。アレクサは親切に「加入しますか?」と聞いてくれたが、今のところ「いりません」と答えておいた。何事もお金次第。これは時代が変わっても同じだ。