お知らせ:Watercolor International 6 – Masters Exhibition の公募アーティスト30名に選定される!

「Cheers!」 作者:加藤美稲

 嬉しいお知らせを。
この度、標記の通り、「ギリシャ国際水彩画会」(Watercolor International Greece)が主催する「第6回国際水彩画ビエンナーレ( The Sixth Edition of the Biennial of Watercolor )」の公募部門の代表30名に選ばれることができた。→https://watercolorinternational.art/page/open_call_selection)。

 この展覧会は世界31か国から約100人の国を代表する著名な招待 アーティスト と公募 による選定アーティスト によって開かれる非常にレベルの高い水彩画の展覧会である。
 水彩画を志してまだ日の浅い私の作品が、あこがれの画家たちと同じ会場で展示されることを非常に光栄に思っている。

 作品について少し解説をしておこう。
タイトルは「Cheers!」
サイズ:56cm×38cm
アルシュ紙(300g/㎡)に透明水彩

 この作品の技術的なポイントは逆光の人物をいかに描くかだった。
写真を撮る人はよく知っていると思うが、逆光で人物を見ると本来なら肌色は暗く沈んでしまう。人物画のテクニック的には難易度が高いと言う訳だ。

 そこで今回は背景を思い切って明るくすることにより、相対的に人物の肌色を明るく保ったまま、瑞々しく表現することを考えた。

 逆光を意識するため、背景に余計な風景や、家具を描かず、単純なレースのカーテンのみとした。ベースは当然水彩紙の白で、上に薄くコンポーズブルーウィンザーバイオレット、ローズドーレ(いずれもウィンザーニュートン)を重ねている。

 だが背景をここまで明るくすると、実はモデルさんが手にするワイングラスのイメージと合わなくなる。
 応募する時この点を少し心配したのだが、このビエンナーレの会場がギリシャであることが幸いしのかもしれない。「Cheers!」の相手は輝く、陽気な太陽だと解釈してくれたようだ。

 なお展覧会は今年、2023/9/26~10/26まで、ギリシャのテッサロニキ、EMSギャラリーで行われる。もしこの時期ヨーロッパにおられる方は覗いてみてほしい。海外の一流の水彩画家の作品を直に見られる絶好の機会だと思う。

P.S.
 私の作品の制作プロセス、技法、水彩画の魅力について、より詳しい情報が欲しい方は下記美緑(みりょく)空間アートギャラリーのメンバーに参加してほしい。
登録料は無料。下記フォーマットにメールアドレスを記入し登録ボタンを押すだけだ。内容が気に入らなければ即解除できるシステムなのでご安心を。

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