アトリエのデスクと書斎のデスク、何が違う?

書斎の机で絵は描けない!?

 私の描く水彩画は通常、まず鉛筆、ペンなどで線描きまでを現地でおこない、自宅に帰ってから着彩することが多い。
 その時、現地で決めた構図の写真を取り、パソコンに取り込んで、モニターを見ながら水彩絵具で着彩している。

 だが実は私のアトリエ兼書斎、いや少し前までは完全に「書斎」として使っていた私の部屋の机はとても使いにくかった。

 サイズは幅1000、奥行き900。幅はともかく、奥行きが異常に長い。通常の住宅ならば450から600、ビジネス用のオフィスでも設計用の机でない限り700が普通だ。

 何故こんな不思議なサイズなのかというと、この机が15年前に買った私のお気に入りのパソコンラックで、奥行き900の半分は昔のCRTモニタの専用スペースで机の面から斜めに下がっているからだ。(私のパソコン遍歴については「絵描きのためのパソコン選び→」を参照)

 ただ残念ながら、今は液晶の24インチモニタ。そのモニタを残ったフラット部分に置いているので、後ろ半分のCRTスペースはデッドスペースとなり、残った机上面はとても小さい。A4の書類を広げるのがやっとのスペースだ。

 本や書類を読むための書斎と割り切っていたのだが、今のように頻繁に水彩紙のF6号スケッチブックを広げるようになると机からはみ出してしまう。

 イーゼルに移して描けばスケッチブックは安定するが、着彩の参考にするモニタが遠くなり、とても見にくい。

 まして今、公募展に出すための20号を描いているのだが、モニターと反対側、端の方を描く時のストレスは耐えがたいものがある。

絵描きの理想のデスクとは?

 とうとう我慢できず、今回思い切って机を新調することにした。まずは机のスペースを広くとりたい。そこで幅1500、奥行き700の机を購入した。

 これで相当大きな絵が机の上で描ける。だが以前のようなデッドスペースこそないが、液晶モニターの固定部の奥行き分は机が狭くなる。

 そこでモニターアームを購入することにした。この際贅沢をしようとダブルアーム、2モニタとした。
 画面は空中に浮かせ、机には一切の邪魔ものが無いようにしたのだ。とても快適である。

 しかもイーゼルで絵を描く時は、アームを伸ばしてイーゼル近くまでモニターを移動できる。

 最高だ。

 ストレスなく絵が描ける・・・はずだったが、実際にパソコンと接続し、イーゼルの位置までアームを伸ばすと、モニターのケーブル長さが足りない。パソコンを机の中央に持ってくれいいのだが、それではせっかくの机を広く使えない。

 そこでさらに2mのHDMIケーブルを購入し、パソコンは机下に隠した。

動画撮影と配信も考えて!

 さらに、以前から、取り組もうと思っていた「水彩画制作プロセスの動画撮影」もこの際セッティングしようと考えた。

 最初はミラーレス一眼カメラのビデオ機能を使おうかと思っていたが、インターネット配信を前提とするなら、iPadのビデオ撮影機能で十分らしい。

 私の作品や写真資料もiPadに入っているので、編集するにもこちらの方が楽だ。

 というわけで、iPad用のアームも購入。こちらも自由に動くので机上での動画撮影もイーゼルでの動画撮影も両方を可能にしてくれる。

 というわけで、今後はストレスなくアトリエでも絵の制作が可能となった。いずれ水彩画の制作プロセス動画もこのブログで公開してゆくつもりだ。
 見逃さないよう、ブログのチェックをお願いしたい。

 


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