絵描きのためのパソコン選び

 私が子供の頃から興味を持ったものは、「科学」と「絵」だった。と言っても特殊な家庭環境にあったわけではない。わかりやすく言えば、科学技術をテーマにした漫画が好きだっただけだ。
 そう、私の年代の人間なら誰でも知っている「鉄腕アトム」と手塚治、「鉄人28号」と横山まさみちなどの作品と漫画家が好きだったのだ。

そのせいかどうかはわからないが、今とにかくそれなりに真面目に絵を描いていて、パソコンが一般的になると、すぐに飛びついた。
 しかし当時はワープロや表計算が主要な機能。私が興味ある絵を描く機能については今考えればお粗末な性能だった。

 最初に買ったのは(絵描きのためのパソコンソフト→)の記事に書いたように、IBMの「PS vision」だった。画面表示最大画素数は600×480ピクセル。詳しくは覚えていないが、ディスプレイもマザーボードも一体型で拡張性は無く、私がしたかった画像系の仕事ができる代物ではなかった。

 しばらくしてCPUの性能が上がり、DOS/Vパソコンを自分で組み立てられるようになると、一気に「科学好き」の一面が刺激される。納得のいく性能を、予算内で効率的に発揮するために、1日のかなりの時間をそれに費やした。

 そうして常に世間の最先端に近いパソコンを使い続けてきたのだが、世のパソコンに求める興味が3Dのゲームとネットワークに向かい始めると、最先端の性能が私の望む2次元の画像処理性能をはるかに超えるようになってしまった。

 「科学技術好き」としては「手作りパソコン」にこだわりたかったが、絵描きとしては「ある程度の性能」を「安く」入手できた方がいいに決まっている。というわけで、前回買い換えたパソコンは再びメーカー製の既製品パソコンだった。

 性能的に特に不満はなく使っていたのだが、今後動画の編集作業が増えるかもしれないと思い、パソコンを増強しようと久しぶりにパソコンのケースを開けた。

 最初は今のハードディスクを起動ドライブからデータ専用ドライブに変え、新たに高速のSSDドライブにOSをクリーンインストールしようとした。

 だがケースはどうやらハードディスクは1台しか入らないようだ。つまりSSDを買うと今のハードディスクは捨てることになる。そんな無駄なことはしたくない。

 そこで考えた計画は、昔使っていた大きなケースにマザーボードもハードディスクも、丸ごと引っ越した上で新しいSSDにOSを再インストールすることだ。

 ケースの交換はかつて頻繁にやっていたので問題ないと思っていたが、念のためインターネットで調べるとどうやらできないらしい。そのメーカーのマザーボードはその専用の電源ボックスと繋がないと動かないように出来ているらしい。

 結局ハードディスクの交換は諦めた。

 次にメモリスロットを見ると、2つあり一つが空いている。現在は8Gのメモリがスロット1に挿してある。そこで8Gのメモリを買い足して、空いているスロット2に挿した。

 ところが電源を入れると突然アラームランプが点滅。CPUの冷却ファンは回っているがビデオ信号が出力されないのでBIOSも表示されない。

 インターネットで諸事情を調べると、関連サイトには動作保証のあるメーカーの高価なメモリリストが載っている。つまり勝手に安いメモリを増設しても、責任は持ちませんよという意思表示だ。

 しかし私の長年の経験ではメモリの初期不良は一度も経験したことがない。規格さえきちんと確認すれば、バルク品でも安心して使えるパーツなのだ。

 そう思って、私が買ったメモリを元のメモリと交換してスロット1に挿すと、何の問題もなく作動した。

しかし元のメモリをスロット2に挿すとやはりアラームが出て動作しない。つまりスロット2のが故障しているとしか考えられない。

 保証期間を過ぎているので、修理は有料だ。パソコンを送り、原因を確認するだけでも有料だという。おそらくマザーボードを交換するとなれば、割りに合わない修理費用になることは目に見えている。

 というわけで、結局このメーカー製パソコンのグレードアップは諦めざるを得なかった。

自分の手で、少しでも安く、高性能なパソコンを・・・という人は、

 「メーカ製パソコンに手を出すべきではない!」

・・・・「科学好き」の絵描きのつぶやきでした。

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