スケッチ旅を楽しむ、英会話上達法!

 私の絵描き活動の一つが海外スケッチ旅であることはトップページで述べた通り。
 だから基本的に一人旅だし、 絵さえ快適に描ければ 、旅先でも現地の人と余計なことは喋らない。食べ物も(酒は別だが・・・)その土地の名物にこだわるなどということはない。
 日が暮れて絵が描けなくなり、腹が減れば、その時目の前にある適当な店に入る。メニューの中から適当に指差して注文するか、それも面倒ならホテル近くのスーパーでパンやハム、チーズとワインを買って部屋で食べればいい。
 だから以前に述べたような、私なりの最低限の英会話勉強だけ続けていれば事足りると思い込んでいた。

 ところが、今の妻と再婚し、一緒に海外旅行に出かけるようになると事情は変わる。スケッチするときは一人だが、夕食は一緒だ。
 妻は食べ物にはちょっと、うるさい。慎重に料理とワインを選び、オーダーをする。料理が来てウェイターが料理と酒の説明を始める。彼は私が英語が苦手なことなど知らない。すごいスピードで話始める。きっといかにこの食材が貴重で、どう巧みに料理したかを説明してるのだろう。
 でも残念ながら私にはさっぱり聴き取れない。それは料理用語や食材用語が多いし、きっと土地の方言も混じっているからに違いないと思っていた。

 だがどうもそうではないらしい。妻を見ると、ウェイターの言う英語にいちいち頷いている。
「なんて言ったの?」と聞くと、料理のあらましをちゃんと聞き取っている。妻は特に英語のプロではない。子供の頃英会話教室に通っていたらしいが、それ以後は私と同じ学校英語と海外旅行の実践英語だ。
 一体この差はどこに起因するのだろう?単なる素質の差で諦めるのも寂しい。何事もまずは理屈で考えてみるのが私流だ。
というわけで今回のテーマは「英語の文章は理解できるのに、会話が聞き取れない理由」だ。

 さて、以前このブログで私のように受験英語しか学ばなかった人がヒアリングが苦手な理由を3つ挙げた。
①単語を耳でなく目で覚えていること。「ear」は耳と知っているが「イア」という二重母音の発音を突然聞くと「耳」と連想できないのだ。
②日本人はそもそも英語の高音域の音を聴く耳を持っていないこと。とくに撥音が続く文章が苦手だ。
③日本語と単語の順番が異なる文章を理解する直観力がないこと。例えば主語の後に現在分詞、過去分詞を続け長々と修飾する文章などは日本語にないので、聞いて言いて思考が止まってしまう。

①についてはスマホアプリ「究極英単語」による勉強で何とか克服したと思っている(私の体験談はこちら→
②についてはスマホアプリ「奇跡の音」で耳のリハビリに取り組んだ(私の体験談はこちら→
③についてはさすがに即効薬はない。スマホアプリの「English Radio」でBBC放送を聞きながら訓練中だ。

さて問題はこの次だ。果たしてこの三つの問題を完全にクリアしたら、妻のように私も先のウェイターの料理の説明が理解できるようになるのだろうか?
 実は少し前から今のままでは無理だと気がついている。なぜかと言うと会話内の英単語はそれなりに聞き取れるようになったのだが、相変わらず早いスピードにはついて行けない。内容が理解できないのだ。

なぜ反応速度が遅いのか考えてみた。おそらくその理由は私の場合(受験英語に慣れた人の場合と一定もいいかもしれないが)、ニュースから聞こえた単語を無意識に文字に書き直してから理解する癖がついているからだ。先の例で言えば「イア」を「ear」と認識してから意味を理解するからだと思う。「イア」の音から直接意味を想像していないのだ。だからBBC放送のように高速で単語が③の状態で延々と続くと、会話が理解できるはずがない。

 それに気がついて以来、最近は敢えて文字や構文に気を使わず、聴き取った単語の音をそのままイメージとして思い浮かべる努力をしている。だが長年染み付いた癖を直すのは簡単ではない。
 例えば先の「ear」のような名詞は音だけでそのイメージを頭に描きやすい。だが動詞は難しい。
 シンプルな「he  is・・・」でさえ、その後に続く名詞とイコールであると言うことを直感で思い浮かべる必要がある。
 まして「he has  ・・・」あるいはさらに「he  had・・・」などは音を聞いただけでは意味をイメージすることはとても大変だ。
 おそらく子供の柔らかい頭ならば、単語の音を聞いただけで、意味を直感的に想像する癖がついているのだろう。私の妻が子供の頃英会話を習ったというだけで私より遥かにヒアリンができるのはおそらくそのためなのだろう。

 今、私は今までに覚えた全ての単語を音だけで意味をイメージできるよう訓練中である。
 そして実はこの訓練方法は難しい。というのは、単語毎に意味をイメージする訓練をしても、先に述べたように、英語の文章の中ではリエゾンに代表されるように同じに聞こえない単語が実に多い。
 かと言って早いスピードの生のニュースだけを聞いていても、わからない単語はいつまでもわからないままだろう。
 だから今はやはりスマホアプリ「究極英単語」に戻り、速度の遅い、時事ニュースを繰り返し聞いている。すると少しづつではあるが、音を聞いて意味をイメージする行為の連続によって文全体の意味が頭に入ってくるようになってきた気がしている。継続は力なりだ。

BBCニュースを完全に聞き取ろうとは思わない。そんなことができたら、画家で儲けるよりも同時通訳で稼ぐ方が賢いだろう。ただ、妻と一緒にウェイターの料理の説明くらい聞き取れるようにはなりたいと思っている。

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