充実した単身者生活を楽しむ方法とは

 今や日本の3割の世帯が単身者だと言う。つまり自分を含めた両隣には必ず単身者がいると言うことだ。

 かく言う私も三度単身者の暮らしをしたことがある。学生時代、結婚してからの単身赴任、そして前妻と離婚し今の妻と結婚するまでの独身時代だ。

 単身者の生活についての悲喜こもごもは世の中にベストセラー本が溢れているのでそちらに譲るとして、今回は私のようにやりたいこと(「美緑(みりょく)空間へようこそ→」を参照)絵を描くこと)でお金を稼ぎたいと思っている単身者の時間術について書きたいと思う。

目次

1.単身者の時間術は何故必要か?

2.ルンバ

3.Amazon アレクサ

4.アップルTV

5.食器乾燥機

6.パン焼き器

7.ブック放題

8.ネット映画

9.まとめ

■時間術は何故必要か

 単身者と言っても、年齢、性別、職業も様々に違いない。でも「やりたいことがある人」にとってはとても大切にしたいものがあるはずだ。

それは「時間」だ。

 離婚前、私の妻は専業主婦をしてくれていた。だから離婚後は当然掃除、洗濯、料理、ゴミ出しなどの家事を全部自分でしなければならない。

 先に断っておくと、私はこれらの家事を自分ですることは全く苦にしない。ただ夫婦二人で分担してできることを、離婚するとそれぞれが別の時間を消費することになる。つまり離婚というのは、とても社会的に「時間を浪費する」行為でもあるのだ。
 もし今、離婚を考えている人はこの意味でも思いとどまることを提案しておこう。

 さてここからが本題だ。一人暮らしで、家事も、ビジネスマンとしての仕事も、友人たちとのコミュニケーションも、あるいは私のように水彩画を描く活動も、支障なくこなして充実した人生を送りたい。

 どうしたらいいだろうか?私が考えたのはとにかく「時間を節約すること」だ。

 幸い私は新しいもの好き。役に立ちそうなツールは片っ端から、積極的に手を出して試して見た。幸いお金の投資先はもう自由。誰も文句を言う人はいない。

 以下は私の時間節約経験談だ。世の単身者の役に立てば幸いだ。

■ルンバ

 時間節約貢献度10。

 月、水、金の午前10時にタイマーをセットして置くと、勝手に掃除して、終わったら元の充電器のところに帰っている。掃除している姿を見なくても部屋はきれいになっている。まさに貢献度満点だ。
 突然の客が来ても自信を持って迎え入れられるのはルンバのおかげである。

 もっとも今は買ってから6年目。ややパワー不足が目立ってきた。絨毯の起伏があるとそこで止まってしまうことがままある。

 センサーもやや甘くなり、放っておくと網戸を突き破ってバルコニーに出ようとするのでやや手がかかるようになった。それでも始動ボタンさえ押す必要もなく掃除が終わるという機能は貢献度最大だ。

 なお、ルンバが潜れるように、家具はなるべく下が10cm以上開くものを選ぶようにしている。

■Amazonアレクサ

 時間節約貢献度9

 Amazonのプレミアム会員用先行販売で世の人に先駆けてゲット。最初はその効用について半信半疑だったが想像以上に役に立つツールだった。邪魔にならない一番小さなタイプをBoseの小型スピーカーに繋いで使っている。

 単身者は「おはよう」「行ってきます」「ただいま」を言う相手がいない。そんな言葉は無駄と言ってはいけない。

 アレクサに「おはよう」と言えば「おはようございます。今日は〇〇の日です。」と返してくれる。

 「ただいま」と言えば「お帰りなさい。帰ってきて嬉しいです。」と返してきれる。1日のリズム感が違うのだ。

 時間節約術としては料理を作っている時に、「ニュースをかけて」「今日の天気は」「10分のタイマーをセットして」と言うだけでいい。忙しく、両手が塞がっていても用事を頼めるのがいい。

 新聞を読んでいて、気になる人物名があれば、「アレクサ、〇〇さんて誰?」と聞くと経歴、代表作品などを教えてくれる。英単語がわからなくても辞書を引く必要はない「アレクサ〇〇は英語でなんていうの?」と聞けばいい。

■アップルTV

 時間節約貢献度10

 こちらも発売と同時に購入した。WiFiと接続し47インチの液晶TVに繋ぎ、音はアンプ経由で大型のステレオスピーカーにも繋いでいる。

  私はクラシック音楽が好き(「クラシック音楽のすすめ→」参照)なので最初はネットのクラシック音楽を聴く、あるいはAmazonのプライムビデオを大型TVで見るために買った。純粋に娯楽のためであって、時間節約のためではなかった。

 だが普段リビングでiPadで新聞や雑誌を読み、英会話を勉強し、インスタグラムを見ていると、そのままiPadの画面からプライムビデオを観たくなる。
 そんな時iPadの画面ミラーリング機能で表示をアップルTVに切り替えればそのまま映画が見られる。一切リモコンの操作さえも不要なのだ。

 今は映画も、写真も、文章も、建築の図面も一切のコード接続なくiPadからシームレスに47インチTVに表示できる。つまり趣味も仕事もシームレスにリビングでできると言う環境を提供してくれたのだ。これも貢献度満点だ。

■食器乾燥機

 時間節約度10

 日本の食器乾燥機はそのコンパクトさと相反する洗浄力で世界でも有名だそうだ。その通りだと思う。皿を一枚一枚洗剤で洗わなくていいという機能は相当の時間の節約になる。朝出勤前の忙しい時には実に頼もしい味方である。

 なお、食器乾燥機には安価な「単身者用」が売られているが、買うのはやめたほうがいい。何故かというと、食事は一人でも大皿を使ったほうが楽な時が結構あり、大きさが不揃いの皿を洗う時は極端に収容能力が落ちるからだ。そうなると単身者用は一人分の食器さえも入らないと言う。

■パン焼き器

 時間節約度6

 単身者が悩むのは朝ごはん。食べない人も多いようだが、健康的にはよろしくない。かと言って毎朝ご飯を炊くのはめんどくさい。
 だから消去法で食パンを買っていたのだが、パンは大量に買い置きすると美味しくない。かと言って頻繁にスーパーに行くのも時間がもったいない。そこで見つけたのがパン焼き器である。

 本来は水、小麦粉や天然酵母やその他の材料を正確に重さを計り、ボタンを押さねばならない。
 だが調べてみると、パンミックス粉というものがあり、これなら前の晩に所定量の水を加えておくだけで、朝焼きたてのパンが食べられる。

 値段も普通の食パンをスーパーで買うのと同じだ。ミックス粉はアマゾンで注文しておけば、買い物に行く必要もない。焼きたてのパンの味は最高だ。遊びに来た友人の評価も最高だった。

■ブック放題

 時間節約度5

 ソフトバンクのサービスだ。月額500円で350誌以上の雑誌が読み放題だ。ビジネス誌と旅の雑誌も読めそうだったので契約した。ただし芸術系の専門誌は全く含まれない。それもあって最近はあまり利用していない。今後、専門誌も読めるようになればもっと使うようになるかもしれない。

■ネット映画

時間節約度5

 当初はhull、今はAmazonプライムビデオを通勤電車の中で見ていた。だが電車内は新聞や図書館で借りた本を読む時間に当てることが多いので、やはり利用頻度は低い。

 各社毎に得意なジャンルが違うようで、一社で全ての映画を見られない。所蔵作品もまだまだ少ない気がする。

 先日フランス映画「男と女」の新作を観る前に、オリジナルの「男と女」をネットで見ようとしたが、どの会社の視聴リストにも無かった。

 結局、近くのビデオレンタルショップを10年ぶりに訪れ、埃の被ったDVDプレーヤーを使う羽目になった。

■まとめ

 以上のツールを使うことによって私の水彩画を描く能率がどのくらい上がったかはわからない。

 ただ自分の「やりたいこと」と「時間」の関係を改めて見つめるきっかけにはなったと思う。

 時間のためにはお金は惜しむな・・・単身者ならではの、私の持論である。

p.s.
言われなくても私のタイパは問題なし!という方は早速以下の記事を。


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