格安の交通費でスケッチ旅をする方法

スケッチ旅の悩みは…

私が描く日本の風景画は古い日本の街並みを描いたものが多い。
自宅の近くにそんな街並みが残っているわけではないので、当然日本全国を旅することになる。

旅の好きな人のにはわかってもらえると思うが、悩みは、時間とお金だろう。
時間については別な機会に譲ることにして、今回はお金、得に交通費に痛いて述べようと思う。

こんな優待券があった!

結論を先に言おう。最近私が発見した秘策がある。JR西日本株主優待券」を使うのだ。

この優待券は自分の好きな区間のJR料金がなんと半額になる。しかも運賃だけでなく特急券(座席指定券含む)も半額となるのだ。
つまりより遠くへ、特急に多く乗るほど得をすることになる。

使い方にコツがある!

ただしこの優待券には色々制限があってをうまく使うにはちょっとコツがいる。

私が実際に使用した実例をもとに説明しよう。
まず最初の制限はJR西日本の路線内ということ、これはしょうがない。

そしてこれが1番悩ましいのだが「片道料金」しか使えないということだ。
具体的に説明しよう。

私の住む神戸からJR西日本の路線内で1番遠いところでかつ特急券を利用して行ける区間は神戸〜博多間である。

ネットで調べると料金は15,270円だった。半額だと7,635円。
私がチケットショップで買ったこの優待券の値段は3,800円だった。つまり3,835円得することになる。

ところが新幹線の格安チケットは最安値では8,400だという。
この時、得する金額は15,270-8,4006,870となり、優待券よりもさらにお得だということになる。

それに優待券は片道しか使えないので、帰りの料金は半額にならない。ますます格安チケットに軍配が上がってしま合う。
その原因はどこにあるのだろうか?

それは優待券の「片道」という条件を有効に使っていないからだ。
つまり同じ路線を往復するのではなく、路線内を一筆書きを描くようにあちこち回って、「片道で」帰るように計画すれば良いのだ。

例えば私の場合、行きは瀬戸内海側を走り、帰りは日本海側を回って神戸に戻ってくるようにすれば良い。

私のスケッチ旅は今まであまり山陰地方を描いていない。
だから今回はこの優待券を使って、格安のスケッチ旅を計画したというわけだ。

もう一つ考える要素は途中下車できるかということだ。できれば同じ乗車券で、好きな駅で自由に乗り降りできればスケッチするのに都合が良い。

これは乗車券の有効期間による。この期間は距離に比例するので、やはり乗車距離がある程度長くないと、やはりメリットがないのだ。

たとえばこんな旅!

では今回の格安交通費の旅を具体的に説明しよう。
まず目的地の選定だ。目指すは国選定の「重要伝統的建造物群保存地区」だ。

今回選んだのは、山陰の小京都「津和野」「温泉津(ゆのつ)温泉」世界遺産にも選定された「石見銀山」大山の麓にある「所子」だ。

今回は瀬戸内側の駅で降りることはない。
だから時間を節約するため新神戸〜新山口までは新幹線を利用した。
朝早く神戸を出発すればその日の午前10時に津和野につける。
天候さえ良ければその日のうちにスケッチを終えることも可能だろう。

次の目的地は温泉津(ゆのつ)温泉だ。
幸いに津和野〜温泉津温泉は特急がある。一時間40分ほどで行ける。
今回は津和野で一泊した後翌日の午後この特急に乗った。
駅についたのは日暮前。その日のうちにロケハンを済ませ、翌早朝からスケッチをすることができた。

問題は次の目的地石見銀山(「需要伝統的建造物群保存地区」の町並みとしては、「大森銀山重要伝統的建造物群保存地区」という)だ。

JRは通っていない。私が選択した方法は、温泉津温泉からバスで行き、翌日スケッチを終えた後、バスで今度は大田市駅に向かう方法だ。

こうするとバスを使う不便さは残るが、温泉津温泉まで戻る時間が節約できる。
なぜこんなに時間を気にするかというと、最後の目的地「所子」(「鄙びた農村を描く!いい構図を探す方法は?→」を参照)のあるJR「大山口」は小さな無人駅なので特急は止まらない。

米子まで特急を使い在来線で乗り継ぐことになる。だからとても時間がかかるのだ。
最短ルートを選んだつもりだったが石見銀山〜大山口までは結局約3時間ほどかかった。
石見銀山を夕方出発したので大山口駅に着いたのは20時を過ぎていた。

翌日所子のスケッチを終えた。
あとは神戸に戻るだけである。
米子で岡山行きの特急に乗り、新幹線で新神戸にゆくのが1番早いのだが、大山口〜米子と岡山〜新神戸が行きと路線が重なるので「片道」切符の条件を満たさなくなってしまう。つまり「お得」ではなくなってしまうのだ。

そこで大山口から米子に戻るのではなく鳥取に向かう。
特急がないので2時間ほどかかる。
そして鳥取駅から三宮までの特急に乗ればいい。

そう思ったのだが、またしても「片道」の制限に引っかかった。
姫路駅は新幹線が止まるのですでに往路で通過したということらしい。

やむを得ず妥協。
片道切符は姫路駅までとし、神戸までは単独料金を払った。

結局いくらお得?

以上が私が言った「お得なスケッチ旅」の全容だ。
お得度を計算してみよう。
この西日本一周の旅で使用した新神戸〜姫路までの片道切符及び特急券のお値段は26,920円だった。

従って払った金額は半額の13,460円。
得をした金額はなんと13,460-3,8009,660円だ。

スケッチ旅の計画のある方、早速チケットショップに行ってこの優待券を購入することをおすすめする。

良いスケッチ旅を!

P.S.
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