6.スケッチの旅 日本編

お寺を描こう!寺院建築4つの様式を知っている?

 私の活動のひとつ(詳細はこちら→)は日本の風景を描くこと。そのために寺院建築はとても大切な素材だ。だが京都(スケッチ旅の詳細はこちら→)や奈良(スケッチ旅の詳細はこちら→)には国宝級建物がいくらでもあるが、私の住む兵庫県(スケッチ旅の詳細はこちら→)はと言うと、国宝建築物を擁する施設は6施設しかなく、その大半は姫路城にあり、地元神戸市には残念ながら国宝建築物は一件もないのが実情だ。

続きを読む

水彩で描く風景 安芸の小京都

竹原の町並み 作者 加藤美稲

 今日の絵は広島県にある「竹原」。JR広島駅から呉線という単線のローカル線に揺られること、約2時間。
 国の指定した「重要伝統的建造物群保存地区」だ。元々は製塩の町として発展し、今も江戸時代の街並みがよく残っているという。
 この日は、真冬、1月だったがぽかぽかと陽気がよく、スケッチブックを持ってこの町を訪れた。

続きを読む

水彩で描く風景 佐渡島 宿根木(しゅくねぎ)

 佐渡島の絵を描く・・・というと大抵の人は金山と荒海を思い浮かべるかもしれない。しかし金山はすでに無く、無人の荒海だけを描くのはこのブログ、美緑空間の使命ではない。
 今回は「宿根木」という日本の町並みの中でも一風変わった、濃密な住空間を描くのが目的だ。

続きを読む

水彩で描く風景 角館の武家屋敷

大樹の門 作者:加藤美稲

 今回のテーマである角館(秋田県仙北市角館町)は私にとって特別な町だ。
 というのも、私がスケッチ先としてよく選んでいる「重要伝統的建造物群保存地区」の選定制度が施行されたのは昭和51年から。今から40年ほど前、私が大学の建築学科に入学した翌年にあたる。
 実は私が古い建物をスケッチし始めたのはこの制度と「町並み保存」という運動を知ったのがきっかけだ。特に妻籠、白川郷、三寧坂、祇園、萩、角館はこの制度による第一回の選定地区であり、建築を学び始めた大学生の私に「人」と「町並み」というこの「美緑空間」にとって大切なキーワードを意識させてくれた町でもあるのだ。

続きを読む

日曜画家の町・・・神戸を歩く

神戸の魅力は異人館だけじゃない?!

 「ハイカラ」で「モダン」な町と言われる神戸。最近は京都と大阪にインバウンドの観光客を奪われ、人口も急激に減りつつあると言う。神戸に住む私としては寂しい限りだが、日曜日になるとスケッチブックをもってうろつく日曜画家がたくさんいる。そんな人のためにスケッチすべき建物と風景をいくつか紹介しよう。
 観光客に人気があるのは「重要伝統的建造物群保存地区」である北野の「異人館通り」が有名だが、それについては別の機会に譲るとして、今回は神戸の「近代建築」をスケッチすべく取り上げよう。

続きを読む