優秀なビジネスマンほど絵描きに向いている理由

目指すは画家!?

 例えば、あなたが今ビジネスマンで将来「画家として成功したい」と思っているとしよう。
 しかし一足飛びに画家にはなれない。そのためには、公募展で賞を取って、有名になり、個展で絵を売りたい、雑誌に作品を載せたいなど、その前に達成すべき目標があるはずだ。

 そしてそれを達成しようと思うと、質の揃った絵を数多く揃えなければならないし、そもそももっと画力をつけなければならないと思うはずだ。

 一方で自分の日常を顧みる。例えば昼は仕事があるので、絵を描く時間はない。睡眠時間を削ってまで描くほど健康に自信もない。休日は雑用で終わってしまう。

 そんなことを考え始めると、自分の人生を決める条件は結局日々の自分の行動のコントロールであることがわかるだろう。

 だから今回のテーマはいわば「絵描きのための日常管理術」。つまりもしあなたが今優秀なサラリーマンであれば最も得意であるはずの「日常管理術」を画家として活用すれば、「絵描き人生成功間違いなし!?」と言う訳だ。

絵描き人生の履歴書を書こう

 とは言っても、実は「人生の目標」そのものを立てるのも本当はとても難しい。まずは、今から自分が死ぬまでの履歴書を書いてみよう。

 例えば30歳で水彩画を本格的に描き始め、35歳で海外スケッチ旅行、40歳で個展開催、45歳で海外展覧会出品、入選など。もちろん画家活動以外も含まれる。30歳で結婚、50歳で会社設立など。自分の頭に浮かんだものを時間軸で書き並べるのだ。

 実は私も自分の履歴書を勝手に描いてそれに向けて、活動を続けている。このブログの以下の記事は絵描き人生の目標設定に関するものである。リンクを張ってあるので興味ある方は参考にしてほしい。

目の前の目標をリストアップアップしよう

 さて、自分の将来の目指す道筋はできたとしよう。問題はここからである。大切なことは、それらを実行するためには、毎月、いや日々何をすべきかを考えリストアップすることだ。

 仮に先の続きを考えてみよう。例えば水彩画の技術力をアップさせるために、「月に一度、休日にスケッチに行く」。あるいは「海外スケッチ旅で困らないように毎日20分英会話を勉強する」。

 絵そのものを目標にするなら「年間人物画12枚、風景画12枚を仕上げる」、「夕食後は必ず1時間絵を描く」のもいい。

 あるいは絵だけでなく、健康管理も重要だ。「週に3日、ジムで汗を流す」、「年間平均体重60kg以下」という目標もあるかもしれない。

創造力に刺激を与えるために「美術展を年間2回以上行く」とか「年間30冊本を読む」という目標もあるだろう。

 内容は人によって様々だと思うが、まず書き出してほしい。書き出すと意外にやらねばならないと思うことが出てくるものだ。

日常管理のための便利ツールを見つけよう!

 リストアップはできた。次にすべきことはそれが実行できているかどうか、達成率はどうだったのかという「日常管理」である。

 実はこれが難しい。私もできなくて随分悩んだ。

 普段は忙しいので、なかなか「管理」までに気が回らない。気がつくとすぐ一週間ほど経っている。先週のジムに行った日さえ覚えていないことも多い。

そこでスマホアプリの登場だ。「目標達成」をお助けするアプリが何種類かある。大体は以下のような機能だ。

 まず目標を書き込む。すると毎日その目標のチェック欄が登場するので、実行できたときは◯、できなかったときは×をつける。年末には項目ごとに実行回数を合計してくれ、目標に対する達成率が表示される。

 当然年末が近づくと達成見込みもわかるので、「今月はいつもより頑張ろう」などというモチベーションが働く。

 私の場合は、1日のうち気がついた段階で、電車の中などで、すぐチェックを入れることにしている。毎日決まった時間にチェックするよりも漏れがないと感じている。

 絵描き仲間が増えることはとても喜ばしい。あなたも是非、「日常管理」が得意な水彩画家になることをお勧めする。人生の目標を達成し、大画家になってほしい。

P.S.
画家になるための、私自身の経験談を知りたい方は以下の記事を参考にしてほしい。

P.P.S.
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