もっと知りたい水彩画の魅力!水彩紙とは?

さて、水彩画を描き始めると、水彩紙の良し悪しで作品の出来栄えが変わることに気づくだろう。水彩紙の基本の性能とグレード、コスト比較についてはこちらhttps://miryoku-yoshine.com/first-watercolor-paper-to-buy/で紹介しているので、先に一読してほしい。ここでは、水彩紙をさらに極めたい方へ、あるいはプロの水彩画家を志す人のためにさらに詳しい情報をお届けする。かなり科学的、専門的、マニアックな話になるがご容赦願いたい。

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水彩画入門!初めに買うべき道具は?

水彩画家の定義とは?

 水彩画を描き始めたあなたが将来、個展を開くとしよう。当然会場には「水彩画家」と自分の職業を記した名刺をおかなければならない。
 さて、その時あなたは何をもって「水彩画を描いています」と言うのだろう?もちろん誰もが唸るほどの表現力をすでに身につけていれば問題無い。しかし現実的には画力はずっと向上し続けるもので、どの程度なら「水彩画家」であるという定義などないし、まして医師や弁護士、建築士のような国家資格があるわけではない。
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 でも実は、これだけは言えると言うプロの水彩画家の定義(?)があるのだ。

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水彩で描く風景 佐渡島 宿根木(しゅくねぎ)

 佐渡島の絵を描く・・・というと大抵の人は金山と荒海を思い浮かべるかもしれない。しかし金山はすでに無く、無人の荒海だけを描くのはこのブログ、美緑空間の使命ではない。
 今回は「宿根木」という日本の町並みの中でも一風変わった、濃密な住空間を描くのが目的だ。

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水彩で描く風景 角館の武家屋敷

大樹の門 作者:加藤美稲

 今回のテーマである角館(秋田県仙北市角館町)は私にとって特別な町だ。
 というのも、私がスケッチ先としてよく選んでいる「重要伝統的建造物群保存地区」の選定制度が施行されたのは昭和51年から。今から40年ほど前、私が大学の建築学科に入学した翌年にあたる。
 実は私が古い建物をスケッチし始めたのはこの制度と「町並み保存」という運動を知ったのがきっかけだ。特に妻籠、白川郷、三寧坂、祇園、萩、角館はこの制度による第一回の選定地区であり、建築を学び始めた大学生の私に「人」と「町並み」というこの「美緑空間」にとって大切なキーワードを意識させてくれた町でもあるのだ。

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日曜画家の町・・・神戸を歩く

神戸の魅力は異人館だけじゃない?!

 「ハイカラ」で「モダン」な町と言われる神戸。最近は京都と大阪にインバウンドの観光客を奪われ、人口も急激に減りつつあると言う。神戸に住む私としては寂しい限りだが、日曜日になるとスケッチブックをもってうろつく日曜画家がたくさんいる。そんな人のためにスケッチすべき建物と風景をいくつか紹介しよう。
 観光客に人気があるのは「重要伝統的建造物群保存地区」である北野の「異人館通り」が有名だが、それについては別の機会に譲るとして、今回は神戸の「近代建築」をスケッチすべく取り上げよう。

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神戸の面白い美術館、博物館

用事があって出かけた先ででちょっと時間ができた。折角だからこの街の美術館でも行こうか・・・と思うことは結構あるだろう。今回は私の地元神戸の「ちょっと立ち寄るお薦め美術館、博物館」を教えよう。

▪️時間のたっぷりある方へ

 兵庫県立美術館(http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html)、神戸市立博物館(https://www.kobecitymuseum.jp/)へ行くと良いだろう。
 前者はJR灘駅から徒歩15分、安藤忠雄設計の現代建築、後者はJR三宮から徒歩15分、昭和初期の近代建築で特に建築に興味ある人には言うことなしだ。
 ただしこの二つはとても大きい。鑑賞時間もそれなりにかかるので、時間のない方はそれねりに覚悟して出かけよう。

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水彩画の名画に見る女性像

浅井忠 「少女」

 人物画を水彩で描きたいと思い始めた人へ

 水彩画をはじめたばかりの人で、人物画を描きたいと思う人は多いはずだ。でも人物画はデッサン力が要求されるし、肌の色や、微妙な表情や背景との関係など、考えることが多く、手間がかかるからと距離を置く人が多いのも事実だ。
私自身人物画、風景画両方とも好きだが、むつかしいと思うのはやはり人物画のほうだ。

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絵具の知識 透明水彩は何故美しい?

■透明水彩は何故美しい?

 子供の頃使っていた、マット水彩絵具(学童用半透明水彩絵具)を卒業し、初めてプロ用の透明水彩を使った時の感動は以前に述べた通りだ。( 詳細はこちら→
 下の色に別の色を重ねて塗ると、下の色は消されず、両方の色が澄んだ状態で重なり合う効果の美しさに不思議な感動を覚えたのだ。その不思議な感動は何故起きるのか調べてみた。

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水彩で描く風景 古都シエナ

 イタリアの古都シエナはフィレンツェから電車で1時間ほどの距離にある。フィレンツェほど大きくはないが町全体が中世の姿をそっくりそのまま留めている。

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