絵の上達に才能とインスピレーションはいらない?

 水彩画を描き始めて「しばらくたった」方へ

 「あんな素敵な絵が描けたら・・・早く上達したい!」

 そう思っているあなたには、描けば描くほど次のステップが見えてくるに違いない。今までの技術に加え、さらに上の表現ができそうなヒントが見えてくる。

 こんな時あなたはどうしているだろうか?今回はそんな悩みを水彩画の上達につなげる方法を考えようと思う。

 目次

  1. 上達のヒントが見えてきた!
  2. ヒントの中身を明快にしよう!
  3. 悩みの解決法とは?
    • 読むこと
    • 書くこと
    • 発信すること
  4. まとめ

 

■水彩画上達のヒントが見えてきた!

 何となく、今までの自分になかった新しい水彩技法を、感覚をつかみかけている・・・。そんな時その技術や感覚をマスターためにどうするのか?

 あなたがもし職人派の絵描きならばとにかく微妙なコツを手が覚えるまで描き続ければいいのかもしれない。

 あるいは天才肌の絵描きだったら、インスピレーションが頭に降りてくるまでじっと水彩紙を見つめているのかもしれない。

 でも普通の人にはそんな真似はできない。時間が無限にあるわけではないし、インスピレーションがタイムリーに降臨するかもわからないからだ。

■ヒントの中身を明快にしよう!

 そんな時私は、思い付いた水彩画上達のヒントを書き留めるようにしている。
具体的に言うとiPadのメモ帳に感じた自分の作品の失敗、例えば「人物画の目と鼻の位置関係がおかしい!」とか、「私より水彩絵具の水分が少ない…」など他人の作品の気になる点を書いておく。

 iPadのメモ帳はiPhoneでも見られるので、電車内で思い出した時に見たり、文を追加したりできる。例えば「目の位置は頭の中心に!」とか。だからメモ帳にはいくつもの上達のアイデアが詰まっている。

 そうしているうちに、いくつものアイデアのうち関連するものが頭の中でつながってくる。大切なのはここだ。

 こうすればいい絵が描けそうだというテーマで一文を書きだすのだ。例えば「何故いつも面長の顔を描いてしまうのか?」という具合だ。

 ヒントから具体的な悩みが明快になったら。もはや訓練やインスピレーションは必要ない。論理的にその解決法を見つければいい。そのためにはすることは以下の二つだ。

■読むこと

 人間はすぐに忘れる。

 だから水彩画の悩みに関連する書籍、教本をもう一度読もう。
データや事実、定義を改めて確認することが大切だ。例えば「眉から鼻下までの距離」と「鼻下からあご下までの距離は等しい」などだ。

 読むジャンルは「美術」に限定しないほうがいい。私は「透明水彩」を研究するのに光や色の理論、化学や物理の理論についても随分本を読んでいる(「ためになる美術講座→を参照)。

 おかげでやみくもに個人の経験に頼ることなく、無駄な労力を省き、論理的に納得できる絵を描くことができるようになったと思っている。

■書くこと

 私の経験では、「読むこと」だけでは「絵を描く」悩みは解決しない。
むしろ「書くこと」で頭の中で論点が整理され、多くの問題点が一つの解決策に論理的に帰結することが多い。

 例えばあなたが人物画を描く時、いつも「面長の顔」を描いてしまう癖があるとしよう。どんなに観察しても目や鼻、口の幅は顔の大きさに対して正しい・・・。
こんな時、単なるデッサンの練習は意味がない。むしろ悪い癖を固定してしまうだけである。

 大切なのは「なぜ面長の顔になってしまうのか?」を論理的に考えることだ。それには作品を視覚だけで眺めるのではなく、問題を文章で表現してみるとよい。例えば以下のような具合だ。

  • 顔の大きさは紙面全体の構図で決まっている。
  • 眉とあご下の位置で高さ方向の比率は固定される。
  • 眼の幅、口の幅も正しい
  • 上記3点が正しいのに「面長」である場合、原因は目の位置が実際よりも高い位置に描かれているからである。

 つまりあなたは目の位置を実際より上に描きがちであるという悪い癖を持っているという結論に達する。

 「瞑想」から哲学は生まれるかもしれないが正しいデッサンは生まれないのだ。

■発信すること

 お勧めは、その解決法をインターネットで公開することだ。
具体的にはブログを作って発信するのだ。人間の心理は不思議だ。一人では完璧だと思っていた理論もいざ公開しようと思うと、疑念が生ずる。当然だろう。

 悪いことではない。
単なる個人的な思い込みにとどまらず、自分を客観視する癖がつくからだ。
するとさらにその解決法は正しいものになるだろう。

 なお、絵を描き始めた初心者だからと言ってブログを発行することにしり込みする必要はない。とりあえずは各種の無料ブログでOK。

 大切なのは内容が今の自分にとって真実であること。そうすればその時点で同じ悩みを共有する世界中の人が読んでくれるはずだ。

■まとめ

 今回の結論は「ブログのすすめ」であるが、実は私のブログを読んでもらえばわかると思うが、カテゴリのうち「絵画上達法→」の記事のほとんどは上の失敗から学んだヒントをメモしたものばかりだ。

 失敗を公開するのは、名誉なことだとは思わないが「真実」ではある。
だから私と同じように水彩画を描く人には、それを知ってもらい、私の目指す「アートのある生活」を少しでも早く、広く、世に広めてほしいと願っている。

P.S.
 あなたの描いた水彩画をブログだけで終わらせず、インターネットを媒体に売り込むことも可能だ。
 考えて考えてみれば、通常誰でも、「個展は常に新作で」をモットーにするが、一般の人は絵描きの都合はそれほど考えていない。
欲しい時に、適切な値段の、気にいる絵が見つかればいいのだ。

 いつでも、どこでも、適正価格での安価な絵を人々に提供する…まさにネット時代の絵描きの稼ぎパターンがここにあると思っている。

 そんな趣旨で始めた会が「美緑(みりょく)空間アートギャラリー」(美緑(みりょく)空間へようこそ!→を参照)である。

 登録方法は下記フォーマットにメールアドレスを記入して登録ボタンを押すだけだ。
今のところ無料。気に入らなければいつでも退会できるのでまずは気軽に申し込んでほしい。
あなたの参加をお待ちしている。



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