ウィーンで待っていた大失敗とは

ウィーン王宮

永年の夢だったオーストリアの首都ウィーンを訪れた

 私がヨーロッパで初めて描いた水彩画はイタリアの風景だった(「イタリアをスケッチする ローマ編→を参照)。そして2番目がオーストリア、このウィーンだ。イタリアはローマ帝国以来の文化と歴史で別格として 二度目が何故ウィーンなのか。 普通の日本人なら(特にファッションに興味のある人にとっては)たぶん花の都フランス、パリだろう。

 しかし私はちょっと天邪鬼。パリは現代おしゃれの文化のイメージが強すぎるのでとりあえずあとまわし。

 イタリアのローマ時代とルネサンスの文化は、個人的見解で言わせてもらうと少し質素、禁欲的なところがある。だから次に水彩画にする風景はルネサンスの少し後、華麗で自由なヨーロッパ王侯貴族の文化が残る町ウィーンだと決めていたのだ。

旅立ち当日。季節はずれの大型台風が日本を襲った

 猛烈な雨の中、早朝の空港バスで関空へと向かう。前日からの天気予報で一抹の不安を抱えながら空港に到着。すぐに出発ロビーの電光掲示板を見る。幸い私の乗る便に今のところ遅れの情報はないようだ。

 急ぎ足で各種手続きを済ませ、出発ゲートへ。座席に無事座ったのは結果的にぎりぎりのタイミングだった。日本脱出後のニュースを聞くと午後の便は軒並み欠航が続いたと言う。

 さて出発時にひやりとしたとはいえ、狭い機内での十数時間はやはり退屈だ。前回イタリアに行ったとき深夜便だったので翌日の午後から半日スケッチできたのだが今回はウィーンに着いたのはその日の夜。バス停を探して右往左往するトラブルがあったりして結局その日は寝るだけ。一日損した気分だが体はこちらのほうがずっと楽だ。

 だから翌日の6時起床は苦にならない。眠気もなく、快調だ。朝食前に、まずはホテルのあるウィーン西駅周辺を散策した。ここでスケッチ旅行をする人のために改めてアドバイスしておく。

早起きすること。そして朝食前にホテル周辺を散策しておくこと。

土地勘を養い、朝食後のスケッチに備えてロケハンができる。(場合によっては一枚描ける。その日の効率を大いに上げてくれるはずだ)

ウィーン西駅周辺

 ウィーン西駅周辺はビジネス街。歴史的な建築はほとんどない。でも面白いのは同じ事務所建築でもクラシカルな建築物と 超現代な建物が混在していることだ。

 窓回りに三角やアーチの何気ないルネサンス調の破風飾りがあると思えば派手な赤や、黄色、紫といったビビッドカラーを外壁に塗った建物がごく自然に隣り合わせて建っている。

 おそらくローマやフィレンツェではビビッドカラーの建築など許されるはずもないが、なぜかここウィーンでは住民が許し、旅行客である私が見ても違和感なく受け入れられる。何故か? この不思議な感覚はこの旅行を通じて、頭をよぎることとなる。

閑話休題。
私には珍しいが食の話題を。

 ホテルの食事で感じたこと。ウィーンのパンは実に美味しい。外皮はややかためだが、フランスパンと違い内はふんわり、しっとりと、そしてほんのりとした甘みと塩味が微妙に利いている。

 そして取り放題のどっさりあるどのチーズもとてもおいしい。普通の食べ方ではないが夕食もパンとチーズ、白ワインだけでまずは試してほしい。ワインとの愛称が抜群にいいのだ。

 寿司とうまい冷酒の相性ががいいように、ウィーンのうまいパンと酒のコンビネーションも抜群だ。

世界遺産 シェーンブルン宮殿

 この日の午前中のお目当てはマリア・テレサで有名なウィーン最大の名所、シェーンブルン宮殿。当然ここでスケッチをと思い、かなりしつこく良い構図を求め歩き回り、何度か描きかけたものの、今一つ気分が乗らず、結局気に入った構図が得られなくて全部パスしてしまった。

 というのは宮殿室内の豪華な装飾はさすがに目を見張るものがあるが、外観はいまひとつなのだ。それはこの宮殿の設計思想にある。現在の形にしたのは前述のマリア・テレサ。

 設計者は彼女の要求する部屋を言われるがままに両翼に伸ばして繋ぎ、移動は部屋間にドアをつけただけという設計。廊下やホール、吹き抜けなどという共用スペースをデザインとして意識していない。したがって建物のプロポーションは単に横に長いだけ。

 壮大な全体を見ようとすると、ずいぶん離れてみる必要があり、そうすると窓周りに施された視覚的に凝った装飾も当然見えなくなるというわけだ。スケッチしたくなるような構図が見つからなかったという気持ちが少しは理解してもらえるだろうか。

ウィーン分離派の建築
左「マヨリカ・ハウス」右「メダイヨン・マンション」
設計者:いずれもオットー・ワグナー
ウィーン分離派会館 設計者:ヨーゼフ・オルブリヒ

 午後からはウィーン分離派と呼ばれる建築郡といくつかの有名な教会を見てまわった。これらの建築群の特徴はクラシカルなモチーフを流用しながらも、中身は現代的、機能的建築であることだ。歴史的な価値はとても高く、展示物の内容の濃さは一見の価値がある。

 とはいうものの、これらの建築は写真は撮っても、何故かスケッチする気がしない。たぶんもともと平面的な装飾をわざわざ平面にスケッチするのことになんとなく抵抗を感じたのかもしれない。気は焦れども結局一枚もスケッチすることなく、陽が傾きかけたころ

今日最後のお目当て、ベルヴェデーレ宮殿に到着した。

ヴェルベデーレ宮殿

 この宮殿はハプスブルク家の宮殿ではなく軍人の離宮だという。だが建築は典型的なバッロク様式。外観は左右対称で高さも幅も各所の翼楼も程よいプロポーション。屋根は緑青で外壁の漆喰と調和している。

 建物頂部を飾るゆったりかつ堂々としたデザインは王の権威の象徴に相応しい。垂直性を強調したゴシック様式とは明確な違いを見せつけている。

 早速、スケッチを開始。しかしなんと装飾の多いことか。それも表面的な擬似柱、擬似アーチばかりで、イタリアの中世あるいはルネサンス建築のような構造と一体となったダイナミックな光と影による立体感はない。

 そのぶん建具周りの細かな装飾の繰り返しに手間をかけるようになったのかもしれない。さすがに1時間描いてもまだ描いていない装飾がたっぷり残っているのにはいかに建築好き、スケッチ好きな私もややうんざり。 でもこの日描き終えた貴重な1枚。大いに価値がある。帰国してから水彩画として仕上げたことは言うまでもない。

 スケッチを終えた充実感を味わい、目についたショップで友人への土産物を買い、支払いをしようとした瞬間、財布がないのに気づいた。

 そういえば分離派の作品を見た後、公園のベンチで財布など荷物の整理をしているところへ中国人の観光客が隣に座り大声で何やら話し始めたのに耐えきれず、いそいそと荷造りもいい加減にそこを後にしたのを思い出した。

 あそこに置き忘れたに違いない。とすぐに戻ったが、ここは日本ではない。置き忘れた財布など戻るはずもない。しかもクレジットカード、キャッシュカードもすべてその財布に入れていた。

 使える全財産が無くなったのだ!

 陽はとっくに沈み、見知らぬ土地の夜がさらに不安感をあおる。問題はここからだ。頼る人のいない一人旅。 スケッチなんて描いている場合ではない。 私の 人生最大のピンチだった。

 が、「しょせん過ぎたこと」とまずは気分を切り替え、ガイドブックに困った時のアドバイスがあったことを思い出し、早速チェック。

 なになに、クレジットカード会社にTEL、警察に届出、でも財布はもどらない・・・。なるほど。でもメモしているクレジット会社の電話番号はなぜかつながらず、回りに警察はない。とりあえずこの場で出来ることは無しと判断し、ホテルに戻ることにした。

 しかしさらに問題が発覚。せっかく買った地下鉄のフリー切符も、ホテルの部屋のカードキーも財布と一緒に無くなっていたのだ。

その後の言われぬ苦労は皆さんのご想像にお任せしよう。

 何とか夜遅く部屋にたどり着き、ルームキーを再発行してもらい、クレジット会社、銀行あらゆるカード類をストップさせることに成功。パスポート、iPad、iPhoneをなくしていなかったのが不幸中の幸いだった。

 こんな時はサラリーマンの習性が生きてくる。まずは現状の分析だ。落とした現金の損害は・・・それほどでも無し。この際きっぱりと忘れよう。

 幸いスーツケースに念のため両替しなかった2万円が部屋に残っていた。スケッチ旅の非常食のチョコレートもまだほとんど残っている。さらに欧州旅行中、日本食(?)が恋しくなったときのためのカップ麺を日本から持参しており、これでいくらかは食費の助けになりそうと判断。

 さらに、幸いなことにこの後プラハへの移動列車代金、予約したコンサート代金は事前に日本で支払い済みと気づき、「ついている!」と無理やり納得し、

その晩はチョコレート2粒の夕食で就寝した。

 翌朝、まずは2万円をユーロに両替しなければいけない。ホテルのフロントは両替はしていないとのこと。両替できる銀行はどこか聞くと近くにはなく、主要駅まで行かなければならず、またまた地下鉄での移動が必要なのだ。

 この時悟ったのはクレジットカードがもう一枚手元にあれば、キャッシングマシンで簡単にユーロが手に入ったのにということだ。ガイドブックのアドバイスを熟読していれば、と言われそうだが、実際に自分がそんな目に合うとは思っていなかった。

 愚痴を言っていても始まらない。とりあえず何とか朝8時半にユーロをゲット。日本より営業時間が早い、と運のよさに感謝し(?)早速この日の行動を開始した。

 本当はこの日は世界遺産「美しき青きドナウ」のバッハウ渓谷へ行くつもりだった。しかし今となっては特急料金などが払えるはずもなし。急遽行き先をフリー切符で行けるウィーン郊外のクロスターノイブルク修道院に変更した。

クロスターノイブルク修道院

 実はこの修道院、ワインつくりで有名だ。中世そのままの内部も見学でき、レストランでワインも飲める。財布はとても寂しいが、せっかく来たのだからと大奮発。「生ビール」と「ワイン」を一杯位ずつ注文。当然つまみは無しだ。

のどかな村でのひと時

 そして木陰でゆったりとこの修道院をスケッチする。青い空と白い雲。最高に幸せだ。二つの塔はそれほど高くない。でも周りに広がるのは畑と民家とウィーンの森ばかり。村のシンボルには十分だ。

 実は予算を気にしてこの日朝食は取らなかった。そして昼食はさっき飲んだ1杯のワインと教会をスケッチしながら、かじったチョコレートだけ。それでもiPhoneの健康メーターを見ると、すでに10Km以上歩いている・・・われながら自分のエネルギーに驚く。

 この修道院をスケッチをした後、まだ日は高かったが早々と帰路につく。何故かというとこの日、ウィーンフィルの殿堂でのクラシックのコンサートを予約していたからだ。

 まずは帰りに見つけたスーパーでパンとハム、チーズとワインを買い込みホテルの自室で夕食を堪能。最初に書いたとおり、このシンプルな食材の組み合わせのおいしさは賞賛に値する。現実にはこのシンプルな組み合わせしか買うお金はなかったのだが。

ウィーンフィルの本拠地 ウィーン楽友協会ホール

  満腹になったところで、ネクタイとジャケット姿に着替え、いざコンサートホールへ。本当はウィーンフィルの演奏を聞きたかったのだが、どうやら旅行者が直前にふらっと行って買えるチケットではないらしい。

 お金の問題ではなく、長年ウィーンフィルの会員(?)になっていないと、個人では簡単にはチケットを買えないようなのだ。

 なので今回の会場はウィーンフィルと同じ「ウィーン楽友協会ホール」だが、演奏はモーツアルトなんとか楽団。本場のオーケストラなので間違いはなかろうとインターネットで事前予約しておいた。

 しかし実際に演奏されたのは、モーツアルトの有名な曲のいいところだけをはしょってメドレーで流すだけ。見所は楽団員が昔風の服装と髪型で出演することだけ。

 インターネット予約できることだけが取り柄の完全に旅行客目当ての手抜きコンサートだ。もしこれからウィーンのコンサートに行こうとしている方、このコンサートはお勧めしない。要注意だ。

 さて、本業にもどろう。諸事情があったとは言え、スケッチの遅れに大いに反省し、翌日は朝6時からスケッチに出かけた。まずは、

 旧市街を囲む「リンクシュトラーセ」冠状道路沿いを歩く

 最初に現れるのがこのヴォティーフ教会。塔の高さ100mの壮大なゴシック様式の教会(「ヨーロッパ風景画の基礎知識 ゴシックとロマネスクの違いを知っている?→」を参照)だ。内部のステンドグラスが有名のようだが、今日はスケッチを描くことに専念するため、内部の見学はパス。

 ご覧のように今にも雨が落ちて来そうな暗い空の下で、夢中でペンを走らせた。そしてちょうど描き終えたころ、スケッチブックに雨粒がポタリ・・・。インクが滲まぬよう慌ててスケッチブックを閉じた。今日もこの先が思いやられる。

ウィーン大学

 次に向かったのはあのフロイトが卒業したというウィーン大学。その権威を誇る一方で私のような観光客でも自由に入場を許し、見学させてくれる度量もある。

 ただ残念ながら、その威容はこれまた歴史の生き証人である立派過ぎる街路樹に阻まれて、ぞの全貌を見ることはかなわない。早々とスケッチをあきらめて次の建物に向かうことにした。

ウィーン市庁舎

 隣にあるのはこの市庁舎。こちらは前面に広場があるので、建物の全容は見えるのだが、あいにくこの夜コンサートがあるらしい。

 ご覧のように仮設スクリーンや椅子がぎっしり。これまた絵にならないなと歩き出した瞬間、木々の間から絶妙の構図が現れた。まるで、私が16時の列車でウィーンを去らねばならないことを知っているかのようだ。

ウィーン市庁舎

 この市庁舎は装飾に覆われた5本の尖塔が特徴。そのうち最大のものだけを切り取って、あとは木で隠すという見事な省エネ構図。偶然を天に感謝し、30分でスケッチを済ませた。こちらも帰国してから水彩画として仕上げている。

 天は我に味方せず、いよいよ雨が強くなってきた。

美術史美術館

 国会議事堂、美術史美術館、民俗学博物館、ウィーン国立歌劇場・・・いずれも魅力的な建物でスケッチしたかったが、雨には勝てず、足早に一瞥しただけで通り過ぎた。

 そしていよいよ今回一番期待していた世界遺産
「ウィーン旧市街」へ。

シュテファン寺院

 ウィーン旧市街で一番有名な建物はこのシュテファン寺院だろう。
ロマネスク時代からルネッサンスにかけて増築や改修を重ねて出来上がった建築は壮大かつ繊細。

 しかし外観をスケッチするには広場で雨に濡れたまま長時間立ち尽くす相当の覚悟がいる。いやその前にペンも紙も滲んで使えない。

 しからば荘厳、壮麗だと言われる内部をこの目で確かめようとしたが、どうやら入場料が必要だ。残りの旅程を考えると、ここで贅沢はできない。というわけでシュテファン寺院のスケッチはきっぱりあきらめ、どこか軒先で雨をよけながらスケッチできる街並みを探すことにした。

雨にも負けずスケッチできる、やっと見つけたシーンがこれ。

 街路の隙間から立ち上がる尖塔はイエズス教会だ。雨合羽を着込み、手早くペンを走らせる。透視図法を知っていると実はこのような風景をスケッチするのはそれほどむつかしくない。この構図の描き方を「下書きはいらない!建物のある風景をペンで描く→」にまとめているので参考にしてほしい。

 ちなみにイエズス教会の内部見学は無料。見たかったが、この日の私のスケジュールは例によって殺人的なので諦めざるを得ない。地図を片手にさっそく次の目標に向かった。

郵便貯金局 設計:オットー・ワグナー

 ウィーンは中世からルネサンス、バロック、ロココにいたる歴史的建築と、オートー・ワグナー、アドルフ・ロースの近代建築、さらにハンス・ホラインに代表される現代建築も見事に街並みになじんでいる不思議な街だ。ワグナーの郵便貯金局のインテリアなど現代人の感覚で見てもモダンで、かっこよく、実に素敵なデザインだ。

 さて早朝から、昼食抜きで歩き続けること7時間。そろそろプラハ行き列車の時刻だ。ホテルに戻り、預けた荷物を取り、地下鉄で駅へ向かう。また何か失敗をしていないかチケットと列車番号を何度も確かめ、指定の座席に無事座ったときの安堵感は言葉には表せない。

 この日の夕食は列車の中で取った、パンとワイン、ハムとトマト。質素ではありますが、充実した食事に感謝しつつ、列車は次の旅先プラハ(「橋が似合う!プラハの風景をスケッチ→」を参照)へと向かう。

P.S.
このブログの関連記事は以下のとおり。興味のある方は参考にしてほしい。

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3件のコメント

[…]  さて外観は冒頭の写真のように、長い両翼の中央に高いドーム状屋根を乗せたバロック様式だ。堂々とした外観、華麗な装飾はスケッチするにふさわしい。 しかし絵描きとしてはちょっと悩みがある。というのはご覧のように建物の両翼が長すぎて、構図的に納まりが良くない。両翼を入れ、建物の全貌を描こうとすると、空が広すぎるし、せっかくの装飾が表現できない。装飾がわかる程度に描こうとすると、今度は建物の全貌が見えなくなってしまうのだ。 実は同じバロック様式建築であるオーストリア、ウィーンのシェーンブルン宮殿を描こうとした時(詳細はこちら→)も全く同じ悩みを発見し、悩んでいるうちに、時間が来て結局スケッチできなかった。 バロック建築はある意味で強大な権力を持つ国家のシンボルでもある。国が要求する展示機能をすべて満たすには、巨大な翼を持つ建築にならざるを得なかったのだ。  どうやら絵描きにとってバロックの宮殿建築は鬼門のようだ。 […]

[…]  いかにオプティミストの私とは言え、外国で財布もカードなくすという致命的な失敗を犯すと、またなにかトラブルが起きるのではという不安にかられる(「ウィーンで待っていた大失敗とは→」を参照)。 プラハの地下鉄の駅に着いたのは夜の9時半。地図で見る限りホテルまで歩いて5,6分のはず。あと少し。「今日は無事終わった・・・。」と安心しかけたのは、やはり早計だった。 […]

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