水彩画の道具 プロが使うイーゼルとは?

イーゼルについて

 水彩画を描き始めた人へ。必要な道具はもう全部揃えただろうか。もしまだ道具に不安があるなら、水彩紙については「水彩画入門!始めに買うべき道具は?→」を、水彩絵具については「水彩画を始めた人へ!プロが選ぶ絵具とは?→」を、筆については「水彩画入門!弘法は筆を選ぶ?→」を、マスキングインクについては「水彩画の道具 マスキングインクって何?→」を参考にしてほしい。

イーゼルの種類

 今日は意外に皆さんが気を使っていないイーゼルについて説明しよう。

固定式のイーゼル

 絵画教室などでは、おそらく備え付けのイーゼルがあるだろう。おそらく基本は油絵もしくはデッサン用のイーゼルだろう。上図のような大型の固定タイプだろう。

 では自宅にスケッチブックを持ち帰り、続きを家で書く場合、あるいは旅先でスケッチをする場合は皆さんはどうしているだろうか?
 おそらく折りたたみ式のイーゼルで、自宅で描くとき、野外で描くときだけ広げて、普段はどこかにしまっているのではないだろうか。

 私もその昔、油絵を屋外で描いていたこともあるので折りたたみ式のイーゼルを使っていた。
 でも実は水彩画を真面目に描き始めると普通のイーゼルでは役に立たない。何故だかわかるだろうか?わかった人はすでに相当水彩画に精通している人だ。

 油絵は絵具の粘着性が高いので、イーゼルを立てて使う方がモチーフ、モデルが見やすい。ところが水彩画の場合ウォッシュ技法(「水彩画入門 色塗りの基礎技法を覚えよう!→」を参照)のような水をたっぷり含んだ筆で絵を描くため、紙面が立っていると、下方に水分とともに色が垂れてしまう。

 もちろん予めそれを予測した使い方もあるが、筆を置いた場所での効果を狙うには、紙面を水平に置かないと、描きたい絵が描けなくなってしまう。

 それでも絵が小さければ、たっぷり水が染み込んだ状態の時だけ、水平な場所、例えば机などにスケッチブックを移動して描くということが可能だが、大きな絵、あるいはパネルに水張りをした絵になるとになると簡単には動かせない。

水彩画用のイーゼルとは?

 こういう時に便利な上の写真のような回転式のイーゼルがある。デッサン時、あるいは紙面が乾燥している時は立てて描き、紙がたっぷりと水を吸った状態の時は水平にして使うのだ。固定は手で簡単に操作できるので心配はない。

 ただし、この種のイーゼルは、絵が簡単には移動できない大きさを想定しているので相当大きい。当然折りたたむことはほとんど想定していない。だから場所を取る。買う前に家族に迷惑をかけないか確認しておこう。

 買うのは通常は専門の画材店、およびその店の通信販売で配送してもらうことになる。
 大きく、可動部もあるので、当然といえば当然なのだが値段も相当高い。通常の画材店では大きさにもよるが10万円以上するようだ。

 Amazonの中国製ならば半額以下で買えるが、不具合があったときの対応が悪いなど最近評判が悪い。安いイーゼルを買う時はリスクを考えて注文するように。

 何故このような回転式イーゼルが欲しくなるかというと、公募展に出品しようと思うと絵のサイズにある程度の大きさが欲しくなるからだ。また個展をする時にも、小さな絵だけでなく大きな絵もあった方が見映えが良い。

 そろそろ公募展に・・・とか、個展を・・・と考え始めた方にはこのイーゼルの購入を検討したらよいだろう。

P.S.
このブログには文中にリンクを張った以外にも下記のような関連する記事がある。興味のある人は参考にしてほしい。

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■水彩画を描くときの道具については

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